2009年5月10日日曜日

音楽館でビンテージを聴く

 朝倉の音楽館にて ビンテージオーディオを聴いてきました。ここでは100年前にタイムスリップし、その時代からのオーディオを体験することができます。
今回、大変貴重な、そして、衝撃的な体験をしたので、記録しておきます。
今回のハイライトは何と言ってもウェスタンエレクトリックの555ドライバ+22Aレプリカホーンによるレコード試聴でした。EMTのADプレーヤにマランツ#7+#8のアンプ そして、WE555ドライバの組み合わせで聞きましたが、驚いたのは、555をフルレンジで聴けるという点で、その音色の自然さ、リアルさは信じがたいものでした。ドライバーをフルレンジで聴くというのは、WE通の間では、当り前の話でしょうが、体験するまでは俄かには信じ難く、今回の体験でぶっ飛んでしまいました。このシステムを聴くために、音楽館へ通いそうです。


2009年5月4日月曜日

ビンテージオーディオで聴くSP盤の凄さ

 ビリーホリディのオリジナルSP盤が入ったとの連絡があり、水曜倶楽部メンバーのN氏宅での試聴会に参加しました。
ガラード401+オルトフォンダイナミックバランスのアーム+オルトフォンSP(78回転)カートリッジを入口に、アキュフェーズのプリ+日野オーディオのRCA50シングルチューブアンプ、そして、出口はWesternの755+純正箱の組み合わせで聞きました
まず、プレーヤの凄さでしょうS/Nが尋常じゃない。凡そSP盤から想像されるノイズは皆無で、非常に生々しい再生に驚きました。CDとは対極に位置する表現と思われますが、やわらかな音色の中にも、ハッとするようなリアリティがあって、デジタル録音と比較しても優劣付けがたい魅力を持っています。このシステムの特徴かもしれませんが、非常に軽やかなウッドベース、サックスの枯れたブロウ感や情感たっぷりのボイス再生は時空を超えた輝きがありました。
音楽再生メディアとしてSPがこんなに優れていたとは...
オーディオの深さを再認識させられました。