2009年11月11日水曜日
YAMAHA NS-500 Rebuilt
ここ1年くらい、NS-500の箱を交換したくて、箱を探していましたが、遂に入手することができました。程度は中の上といったところですが、現在の箱(下の下)に比べると格段に程度が良く、部屋置きにも気にならないレベルと判断し、ユニットの入れ替えを行いました。
この箱にもウーファユニットはついていましたが、損傷が激しく使い物にならないと判断したため、ウーファだけ入れ替えることにしまいした。
この当時のヤマハはNS-1000Mが発表されて勢いがありましたので、500にもその影響を垣間見ることができます。箱の仕上げこそペンキ塗装であまり良くありませんが、ウーファは、アルミダイキャストにアルニコマグネットを使用した贅沢なもので、微かに紫がかった特徴的なコーン紙でバスレフ箱を鳴らす、1000とは違った意味で、ヤマハの本気を感じさせてくれる作りになってます。ツィータとのクロスは1800Hzでかなり下のレンジまでツィータが帯域を受け持つため、NS-1000のツィータより一回り大きなサイズとマグネットを使ったものが使用されてます。
この仕様から予想するに、キツメでラフなモニター的な音作りを想像してしまいそうですが、倍音やエコーも少なめで、意外と大人しい優等生的な鳴り方をします。
ということで、仕事の邪魔にならないように、MP3をBGM的にならすスピーカとして愛用しています。
ベリリウム振動板を採用した2ウェイスピーカーシステム。低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。長年の素材研究のノウハウを集約したコーン紙に耐熱性の銅リボン線によるショートボイスコイルを持つ振動系とアルニコマグネットによる磁気回路を採用しています。高域には3cmドーム型トゥイーターを搭載しています。振動板にはベリリウムを電子ビーム真空蒸着法で深いドーム状に成型した質量30mg以下のベリリウム振動板を採用しており、ボイスコイルには耐熱処理を施したアルミリボン線のエッジワイズ巻を採用し、振動板に直結しています。磁気回路には磁束密度17,500gaussの大型フェライトマグネットを採用しています。また、センターポールをくりぬき、空気室を設ける事でユニットの foを低くとり、歪を低減しています。さらにセンタポールにはテーパーをつけてボイスコイル背面空間での共振をさけています。ネットワークには空芯コイルを採用しており、歪を低減しています。エンクロージャーは高密度パーティクルボードによる一体構造のもので、各所に補強を施す事で強度を高めてます。
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:25cmコーン型
高域用:3cmドーム型
再生周波数帯域 40Hz~20kHz
クロスオーバー周波数 1.8kHz
出力音圧レベル 91dB/W/m
インピーダンス 8Ω
最大許容入力 60W
外形寸法 幅335×高さ610×奥行338mm
重量 19.3kg
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